クラウドサービスを利用するきっかけには、以下のようなものがあると考えられます。
そんな中でも、プライベートクラウドサービスはどのような課題を持つ人に向くのかをご紹介します。
一つのプライベートクラウドの中でウィルス対策やファイヤーウォールなど、企業内で取り決めた独自のセキュリティ対策を実装することができます。
契約しているサービスごとに、セキュリティ対策が共通化されていなかったというトラブルも避けることができます。
自社内にクラウド環境を構築するオンプレミス型プライベートクラウドサービスや、国内のデータセンターを使用したホスティング型プライベートクラウドサービスなら、実データの保管場所が分かるので安心で、海外にデータを置くことができない場合にお勧めです。
使用できるリソースのプランを後から変更できるホスティング型プライベートクラウドサービスなら、将来どれくらいの規模になるのか分からないシステムも最小のプランから利用できます。
事業規模の拡大等で今よりも大きなシステム構成が必要になった場合に、その度にクラウドサービスを契約しなくても、上位プランへの変更で現状のお客様のシステム構成にリソースが追加することができます。
そのため、1つのご契約で業務に必要なシステムを全てまとめることができます。
従量制のクラウドサービスを利用した場合、利用時間や作成したインスタンスの数などで月に支払う金額が決まります。
サービスを使用しなかった月は利用料金を抑えることができますが、インスタンスを多く作成したり使用しないインスタンスを立ち上げっぱなしにした月は、料金の予想がしづらい点もあります。
従量制の料金プランで割引を受けられるサービスもありますが、条件として長期契約が必要なこともあります。
定額制のプライベートクラウドサービスなら、初期費用が掛かる場合もありますが、月々の利用料金は固定で予算を超えることがないので、安心してサービスを利用することができます。
次回は、プライベートクラウドサービスの利用例や効果についてご紹介します。